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10.蜃気楼のはなし
蜃気楼は、まさに光の魔術といえる現象の一つでしょう。この「光は魔術師」のHPを開設し、それに相応しいものの代表の一つが蜃気楼かな!と感じてHPを探索してみたのです。そして素晴らしい研究をされている伴先生のHPに巡り会い、感心したのです。
滋賀県の伴 禎先生は琵琶湖で長年蜃気楼の研究をされています。
先生が大変ご苦労されて撮影したビデオテープを分けていただきました時、初めて蜃気楼という現象の視覚的な概略を知りました。
このテープには、同じ場所から撮影された、通常の風景と蜃気楼が現れたときの風景を上下に比較して並べてありましたので、非常に差がわかりやすく、その変化や変異に驚きました。
興味を引き起こされて、いろいろなHPをみたり、いろいろな本を見たりしましたが、すべての蜃気楼現象は光の屈折で起きていると述べられています。逃げ水や上下逆さになる逆転蜃気楼のを除けば、大変よく理解ができます。
かげろうまたは逃げ水と言われている現象に、熱せられた真夏のアスファルト上で見られる、鏡に映って上下が逆さになった自動車などのゆらゆらした幻影があります。これなども、蜃気楼に関して知識と経験に乏しい私の目には、屈折でなく、アスファルトで急激に熱せられた熱い空気と乗り物などが送り込んだ比較的冷たい空気の温度差による、屈折率差の境界が比較的シャープな状態になったときに、境界で反射して起きているように見えてなりません。
また、上下だけが逆転した蜃気楼は、屈折でできたとしても、空気でできたかまぼこ型の凸レンズを通ってできた逆転像のように思えてなりません。
高さだけが大きくなった蜃気楼は、かまぼこ型の緩い凹レンズ作用によって伸ばせれているように見えます。
しかしながら、直接実物を見たこともなく、実験や研究もしていない私は、「屈折だけでも鏡の働きをする」という説に対して、異論を挟む立場にはありませんので、良く観察や研究をなされている方々の解説にお任せしたいと思います。
富山湾での蜃気楼の出現環境について、数年前から定説を覆す新しい説を唱える先生がいます。その木下正博先生によれば、今までは、富山湾の海面近くの空気の層が立山連峰から流れ出る冷たい水によって冷やされた為に蜃気楼が現れたと言われていましたが、実験によるとそうではなしに、暖かい空気が送り込まれた時に起きるのだそうです。
このように、蜃気楼については、まだハッキリ分からないことが多くあるようです。
分かりやすい説明と比較写真を載せている伴先生のHPはこちらです。
琵琶湖の蜃気楼情報
http://www.biwa.ne.jp/~t-ban/
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