2.なぜ夕焼け朝焼けが起きるのか?

 夕焼けは晴れた日の日没時に現れます。太陽が傾き、太陽からの光が長い空気の層を通るようになると、青い光の分散消滅が多くなり、分散せずに残った赤い光がだけが地表近くに届くようになるからです。
したがって、日没の前後が地上も雲も一番赤くなります。

・・・・・朝焼けも夕焼けと全く同じ条件で現れます・・・・・

 夕焼けや朝焼けが起きる条件などを挙げると次のようになります。

1. 天気がよく太陽の光が十分に地球表面まで届くことです。
曇っていると太陽は見えないし、青い光も赤い光も一様に雲に吸収されてしまうので、夕焼けは起こりません。
2. 地球の周りに空気の層があるからです。
空気は波長の短い光を分散し、直進する光路から消滅させる作用をします。
3. 太陽が出している光にはいろいろな色(いろいろな波長の光)があるからです。
普段は透明で色を持っていないように感じられますが、実は、波長の短い青い光や中位の緑の光や長い赤の光などが平均的に混ざっているために、無色透明、すなわち白色光になっているのです。
4. 光源の太陽が西に沈みかかっていたり(東から昇ろうとして)いるからです。
太陽が斜めになるほど光が空気の層を通る距離が長くなります。空気の層が長くなると、青い光が一番空気中で散乱するので、上空へ分散され、太陽を見ている人に届く青い色の光は殆ど消滅してしまっているからです。
夕焼けは、光が最も長い距離空気層を通って来る日没の時が一番強くなります。
5. 空気の層は地表に近いほど濃密で一種のプリズムになっていて、青い光は赤い光より空気密度の濃い方に大きく曲がる(屈折する)からです。

夕方の青い光は、空気層のプリズム効果で先に地表に落ちて消滅し、見ている人のところには届きません。しかし、赤い光は見ている人のところまで届くので、夕焼けが見られるのです。


 その他の付随現象とその理由
朝焼けは、朝日を見ている人のいる地域の湿度が少し高くなりつつあり、雨が近いときによく起きます。このとき朝焼けの見えるところは、適当に雲がでている晴天状態ですが、天気は西から東に移るので、これから湿度がどんどん増して雨になることを知らせる現象の一つとして受け止められているようです。
夕焼けは夕日を見ている人のいる地域の湿度よりも西の方の空気が一層乾燥しつつあるときによく起きます。このようなときは、夕焼けの見える地域で雲が多少でていたとしても、天気は西から東に移るので、明日はさらにいい天気の快晴になることを告げる現象として受け止められています。
実感する日没の時間は、空気層で屈折した分だけ、天気予報の日の入り時間(理論上)よりも遅くなっています。
▼ステップ2参照

 ☆もっと良く知りたくなりましたら「ステップ-2」へお進みください。